収入格差の影響と算数検定 過去問3回目の結果

休み期間に入ったので、以前よんでいた『子ども格差の経済学―「塾、習い事」に行ける子・行けない子 橘木 俊詔著』を読み直してみました。

年収がおよぼす、学力の影響

本の中で、年収がおよぼす学力の差としてこういった記載がありました。

文科省の実施した全国学力テストの結果を 、親の年収別に小学校 6年生の国語と算数の正答率で見たものである 。この図でわかることは 、親の年収が高い児童ほど高い学力を持っていることと 、国語よりも算数にその効果がやや強いということ 、最低の学力と最高の学力を持っているのは 、親の年収の最低 (すなわち 2 0 0万円未満 )の児童とそれが最高 (すなわち 1 5 0 0万円以上 )の児童であり 、その差は国語でおよそ 2 0点弱 、算数で 2 0点強ということにある 。

『子ども格差の経済学―「塾、習い事」に行ける子・行けない子』橘木 俊詔著

こういった記載からは、教育にお金をかけた分、学力の差がでてしまうことのようにも考えることができますし、あとは年収が高い親のほうが、教育に対して興味が強いともとれます。ただ学力が高いだけなら、塾にいってるからその差はしょうがないと思うだけですむのですが、こちらの本には以下のような記載もあります。

すべての国において教育水準の高い人の方が高い収入を得ていることがわかる 。教育水準が高いという人的資本の蓄積は人の生産性を高めるので賃金も高くなる 、という命題はどの国でも成立するという普遍的な原理なのである 。

『子ども格差の経済学―「塾、習い事」に行ける子・行けない子』橘木 俊詔著

もちろん全ての人にこれがあてはまるとは、いいませんが、教育にかけるお金がある方が、生涯年収に対しては有利であることは、事実であると解釈はできると思いました。

下克上は無理なのか

私のように年収が低い人間が、高収入者と同じようには戦っても財力的には、限界があるので進学塾に低学年から入れる。フォトンのような算数塾を併用するなど、月5万以上の出費を継続するというのは、厳しいと言わざるおえないです。

だからといって何もしなければ、下克上は統計的には厳しいと言えます。

私の家の対応

一つの手段として通信教育ということが考えられます。通塾より遥かに経済的には楽(一番高い6年生で、公文式三教科とほぼ同じくらい)

ただし、模試などは定期的に受けて、通塾者との差が開きすぎていないか確認しながら、進めていきたいとおもいます。

年収が全てではないのは重々わかりますが、お金がなければ、様々なことに制約がでてしまうのは、経験から事実ですので、なにもしないというのは、いまの私からは考えにくいです。

受験の王道がつかえるならば

3年生の2月から通塾して、6年生の2月に全落ちしてもしょうがない、この経験は未来に生きると割り切れるほどの経済力や人間性があれば、王道をいくことが一番良いと思います。しかし私の場合は、親主導で通塾させた場合に子供に対して課金ゲームのようになり、その結果伴わないと、子供を追い込んでしまうのではないかと危惧している部分があります。

子供が自ら通塾したいと言ってきたときには、割り切って本人の選択を尊重し、結果は求めないように通塾費用はお金を無くしたと思い込み子供を追い込まないようにしたいと思います。

まとめ

経済的には、不利ですがやれることはやりたいと思います。私が尊敬している人は、中学受験を全落ちして公立高校から有名大学にいき、いまは第一線で研究(国から予算がでるような)をしている人です。

その人と話してるときには、思えたのは中学受験はあくまで、通過地点であるということを感じます。ただ中学受験の勉強は無駄だったと思うかについてきくと、その経験は無駄では無いとのことでしたので、どんな形であれ、中学受験の勉強はしていきたいと思います。

今朝の算数検定過去問の結果

長くなりましたが、三回目の過去問チャレンジです。

今日は19点でした。間違えた問題は、鏡にうつった猫の位置に丸をつけるのですが、位置まで左右逆になると考えてしまっていたので、鏡をつかって物の位置を確認してもらいました。

算数検定11級は

20問中14点以上で合格。

10問は計算問題なので、これを確実に正答する。

特有問題の2問は正答率50%くらいなので、受検するレベルの児童では確実性はひくいので、のこりの8問中から半分以上正答することを狙いたいと思います。

はじめての論理国語

昨日に続いて感情を表す言葉を選ぶ問題にチャレンジでした。

ただ文章中にうれしいや楽しいなど直接感情の言葉がるので、選ぶことは簡単にできていました。

直接感情を表していないときに、その感情を読み取ることができるようになればいいですが、いまははじめての論理国語を信じて学習あるのみです。

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2件のコメント

はじめまして年中の子を持つ母です。
特にいい学校への進学を希望しているわけではありませんが将来困らない程度に勉強を教えてあげたりしてますが教材を買うにしても塾に通わせるにしても年収の高い人には敵わないとつくづく思いしらされます。
私自身も偏差値の低い高校を卒業しただけなので収入ももちろんですが子供への勉強の教え方や教材選びなども日々苦戦してます。
ブログ参考にさせていただきます。

はじめまして。コメントありがとうございます。励みになります。
お子さんはウチの子と同じ年齢ですね。より参考にしやすいように、使用してる問題集を詳しく記載したりや教え方でつまずいた時の話などもブログにできるように頑張ります。
お互い教育がんばりましょうね

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